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ちねっと97代表
木村勝昭

1990年代前半だろうか私は船井幸雄さんの著書に出会い、合間を見ては船井本を可能な限り読み始めた。その縁で船井さんが推奨する映画として映画「地球交響曲」を観たのがガイアシンフォニーとの出会いだった。そしてこの映画は誰でも自主上映が出来るらしいとのことだったので、さっそく仲間と上映活動を始めてはや十年以上が過ぎた。

現代社会の産業・工業社会は近代科学の原理を前提に発展し、社会の総体は可視的なもの、幾度でも実証、実験可能なものを尊重し、それ以外を否定する社会として発展した。「人間も自然の一部である」という自然の摂理から遠ざかる現代社会の価値観は何か人間として充足できない、何か充ち足りないことを感じさせる。

ガイアシンフォニーはそのような疎外感あるいは飢餓感をもつ私たちに「そうなんだよ、あなたも地球の、宇宙の一部なんだよ。今ある生を大切に生きればそれらと一体になれるのさ」と出演者を通じてメッセージを送ってくれる。

だから「ガイアシンフォニー出演者の生き方や人生が極めて稀有のように扱われる現代社会ひいては地球社会が一番問題なのではないか」と、昨今の世界各地のあらゆる悲惨な現象をみて感じること多しである。そのような意味で、遠く未来を考えつつ生きるのか、今の今だけを考えて生きるのか、を問われれば私は前者で生きたいといつもガイアを観るたびに思う。

元旗ふり人
岡本笑侍

96年の夏、僕は千葉県旭市の大松農場で養鶏の体験滞在をしました。当時、環境や食糧について興味を持ち始めていたので、とりあえず何かの生産現場を見ようというのが動機でした。そして新鮮な鶏卵や野菜類を持ち帰ったのですが、ガイアシンフォニーという映画があることや赤峰勝人さんの著書のことなどいくつかの情報も一緒に持ち帰ったわけです。

その後まさにトントン拍子で自ら上映会を開催することになって、当時出来たての第三番までを二巡計六回の上映に関わりました。なぜそうなったのか、明確な答えはありませんが、初めて観た第二番でダライ・ラマのあの熱い語りが僕の心に響いたことは確かです。

今では、上映活動に関わって本当に良かったなと思います。「みんなで楽しく自主上映」の合言葉の通り、楽しみながらメンバーとの信頼を深めることができたことに感謝します。自主上映には勿論不安も有りますが、大きな満足感もあります。そして上映開始前の壇上の挨拶はやったことのある人にしか判らない楽しみです。どうぞ皆さん、ちねっと97の代表になってもならなくても、挨拶役としてガイアシンフォニーを楽しんで下さい。

現「長老」
西川正治

地球交響曲を初めて見たのは3番だった。きっかけは星野道夫が登場する映画だと聞いて。
星野にはアラスカの野生を撮る写真家として以外に、その本に書かれている文章の霊性に新鮮な魅力を感じていた。彼の写真はセンサー撮影などせず、必ず身体を張って自分の目で見たものを撮るという姿勢で貫かれていたのも貴重だった。
定年後海外旅行に出るようになって、ある時から動物を含むエコツアーに引かれ出した。当然訪れる事になったのは、アラスカ。星野の撮影舞台の一つだったデナリ国立公園で巨大なグリズリーなどの大接近に驚き興奮した。

それだけでは飽き足らず、その後訪れたのがクイーン・シャロット諸島。ハイダ族と言う、ファースト・ネーション(最近はネイティブとは言わないようだ)がトーテムポールの文化を育んだ島で、今は南半分には定住者がいない。

3番で登場するボブサムと共に星野もこの島を訪れて、数々の写真を撮影している。勿論参加したツアーではその地を訪れたのだ。
ナイノア・トンプソンがカヌーにするための巨木を探しに来たのも、このカナダとアラスカの境界の太平洋岸だった。

最近発刊された龍村監督とゆかりさんの共著、「地球の祈り」を読み始めた。はじめの方に、四番に登場する名嘉睦稔との思い出が沢山書かれている。その中にキジムナーというのがあって、こう説明されている。
『身の丈60センチくらい、全身が真っ赤で、髪はボサボサに伸び腰のあたりまで垂れ下がっている。顔は年寄りなのか子供なのか、・・。・・とてもイタズラ好きで・・・』
と、ここまで読んでびっくり。色は違うがそんな特徴がある彫刻が、カナダのバンクーバー空港のハイダアートの作品展示の中にあったからだ。とにかく撮影しておいて、全手作りの本の写真ページに収録した。トーテムポールの彫像はその意味するものが分かるのだが、この彫刻が何を彫ったものか知らない。
しかしハイダアートは多くの場合、民族の歴史や物語に登場する何かを刻んで来ているはずだ。沖縄のキジムナーを想像させるこの彫像にも何かあるはずだ。
こういった連想の環を呼び起こす作用が、地球交響曲や龍村監督のエッセイには含まれているような気がする。
(全手作りの本は、西川正治のホームページで紹介しています)
  ※「
Books & Movie」参照

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